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「限界LOVERS症候群」に罹っていませんか? – 美容整形・美容外科のヴェリテクリニック【公式】 東京・名古屋・大阪

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「限界LOVERS症候群」に罹っていませんか?

「とにかく限界までお願いします!」

ヴェリテクリニックにカウンセリングにいらっしゃる方で、こう希望される方は少なくありません。

初めて手術される方がこんな事を言うのは珍しく、その多くは別のクリニックで行った治療の修正の相談の方です。多分、前回の手術の結果が物足りなくてこうおっしゃっているのだと思います。

別のクリニックのドクターから、「自分の所ではこれ以上は無理だけど、ヴェリテならあなたの言っている「限界」までやってくれるかも。」と紹介(?)されて来院する方も少なくなく、そういった方の我々に対する期待の大きさは半端ではありません。

こういった場合、ご本人の希望を叶える事が我々の仕事ですので、基本的には可能な限り努力して「限界」まで頑張って治療を行うべきであると思います。

何をもって「限界」とするのか?

例えば、二重の幅にしても鼻の高さにしても、技術的に可能な限界ギリギリまで行ってしまうと見た目にかなり違和感のある状態になってしまう事が少なくありません。

回りくどい言い方をしましたが、簡単に言えば「不自然」になるという事です。また、どこまでいけば「不自然」になるのかは周囲のパーツとのバランスによっても変わってくるため、ある方にとっては「自然」でも、別の方にとっては「不自然」になるということもあり得ます。

カウンセリングにいらっしゃる方のキャラクターも千差万別で、
「周りの方が変に思うかどうかなんて一切気にしませんから、とにかく限界までお願いします。」
というツワモノの方もいれば、
「あんまり不自然に見えるのは嫌だけど、もう一回手術してまた物足りないのはもっと嫌だから、ちょっとやりすぎくらいでも大丈夫です。」
というやや積極派の方や、
「自然に見えるレベルでお願いします。」
という消極派(というよりこれが普通かも)まで、同じ「限界」といっても一概にこれといった基準は無く、それぞれの方で違ってきます。

「とにかく限界まで・・・」
と言う方も、その結果がイメージできている上で治療を受けているのであれば何の問題もありませんが、それを理解できていないままに治療を受けるのは問題です。特に1つのパーツにこだわりすぎている方は、その先にある本当のゴールを理解していない場合が多くちょっと危険です。

こういった方は、 「ここさえもっとこうなれば」
とそのパーツに対する執着が強くなってしまい、その部分を限界まで変える事が目的化してしまっている事が少なくありません。

そして、その「ここさえ・・・」は、多くの場合勘違いや認識不足から生じています。

例えば、二重の幅を広げれば広げるほど目がぱっちり大きく見えると信じている方は少なくありませんが、これが間違いである事は以前お話しさせていただきました。それ以外にも、一般的に「団子鼻修正」とか「鼻先縮小」と呼ばれる手術で鼻先の幅を狭めても、それだけで鼻先を小さく見せるには限界があることや、眉間の高さを無視して鼻根だけ高くしても不自然に見えてしまう事、骨格や皮膚のたるみを無視して脂肪吸引を行っても小顔に見えない事(逆に大きく見えてしまう可能性もある)など挙げればきりがありません。

限界LOVERS症候群

こういった限界まで変えることが目的化してしまっている方を、「限界LOVERS症候群(ゲンカイ ラバーズ シンドローム)」と勝手に命名し呼んでいますが、こういった方にそれが「勘違い」であることを術前に説明するのは非常に大変です。それでも最近はシミュレーション画像を用いて「限界」の先に何があるのかを事前にお見せして無意味な手術を避ける事や、本当はどんな治療が必要なのかを一緒に模索することが出来るようになりました。

美容外科の治療の選択権は当然ご本人にあります。

どんなに周りが不自然と思う変化も、ご本人がそうなる事を望んでいて納得済みであればあまり問題はありません。ただし、どんな結果になるのか分からないまま(もしくは勘違いしたまま)手術を受けることは避けるべきです。

不幸にして「勘違い」のもとに治療を行ってしまった方も、それが戻せるものであれば軌道修正すれば済みます。一番困るのは、その軌道修正が出来ない場合です。

美容外科手術の中には、元に戻せるもの(可逆的な治療)と戻せない治療(不可逆な治療)があります。それ自体が戻せない治療も、別の手術や周囲のパーツの治療を行う事で修正出来ることは少なくありません。ただし、戻せない治療を限界までしてしまうとそういった治療ではカバーしきれない場合もあります。

そういった訳で、戻せない治療を限界まで行うということは、その結果に大きな責任がある事をドクターサイドが自覚する必要がある事はもちろんですが、治療を受けるご本人にも強い信念と覚悟が必要です。

誤解を恐れずあえて言います

「限界LOVERS症候群」に罹っている方の処方箋として一番効果的なのは限界の先に何が待っているのかを身をもって体験していただく事であると思います。

どれだけ「希望する手術をしても不自然になってしまうだけだ」と説明しても、「限界LOVERS症候群」の方には馬の耳に念仏です。それに我々が「ここまですると不自然でおかしく見える」と思っている状態も、場合によってはご本人にとって満足できるものである可能性もあります。どんなに奇抜なファッションも、好きでポリシーをもってやっている方は周囲の目を気にすることなんて無いと思います。(さすがに来日したレディーガガのファッションにはびっくりましたが(;^_^A)それと同じで、美容外科の治療にも唯一の正解というものは無いため、ご本人が納得して満足していれば多少の不自然さは問題ないと思います。

ただし、こういった極論が成立するのは、その治療が後戻りできる場合に限ります。仮に限界の先にあるものがご自分が思っていたものと違っていたとしても、戻せる治療であれば正しい道に進むために必要なステップだったと割り切れるのかもしれません。

例えば、既にシリコンで鼻をかなり高くしている方がいらっしゃったとします。この方が、もっと鼻が高くなればさらに奇麗になると思ってシリコンを入れ替えたら自分で見ても不自然な状態になってしまったというのであれば、また元の高さのシリコンに戻して他の治療で鼻を美しくする事を考えれば良いと思います。

一度限界を超えた事によって、その先に答えが無いことを身をもって体験でき、本当に必要な治療を考えるきっかけになった、つまり軌道修正ができたという事です(もちろん、これをシミュレーションなどでの擬似的な体験で確認できれば理想的ですが、重症の「限界LOVERS症候群」の方ではなかなかそういう訳にもいきません)。

もし、戻せない治療の場合は

美容外科の治療は、以下の4つに大別できます。

  1. 戻せるもの
  2. 完全には戻せなくても元に近い状態にできるもの
  3. その部分は戻せなくても周囲の形を変えることで不自然な印象を緩和することが出来るもの
  4. 元には戻せないもの

ほとんどは1または2で、全く手に負えない、つまり4ということはほとんど無く、何らかの修正の余地はあるのですが、その治療には非常に大きな労力を要することは少なくありません。

ヴェリテクリニックは「修正治療」を看板に掲げているので、こういった方の治療はある意味やりがいのある分野なのですが、ご本人にとっては精神的にも身体的にも負担が大きく、避けれるものであれば避けるに越したことは無いと思います。

特に注意したいのは皮膚を切除するタイプの治療です。なぜ注意が必要なのかを単純にお話すれば、「切り取ってしまったものは戻せない。」という事です。この代表的なものを挙げると、鼻であれば鼻翼縮小という小鼻の皮膚を一部切り取って小さくする治療がそれにあたります。

目では、皮膚を切り取るタイプの目頭切開(内田法や弧状切開)が代表的ですが、切開法の二重の手術でも広い幅を作るために皮膚を切除しすぎると戻すのはかなり困難になります(ちなみにヴェリテクリニックでの目頭切開はZ形成と呼ばれる皮膚を入れ替える方法で行っているので、元に近いところまで戻せます)。それ以外では、上口唇短縮や下眼瞼切開なども切除しすぎてしまうと戻すのは困難です。

特に、目頭や鼻翼(小鼻)は「限界LOVERS症候群」に陥りやすい所です。中でも鼻翼は小さくしすぎてしまうと鼻全体のバランスもおかしくなってしまいやすい部分で注意が必要です。小鼻の大きさや鼻の穴の見えるのを気にして小鼻を小さくする手術をされる方は少なくありませんが、そういった方すべてが単純に鼻翼を小さくするだけで小鼻の形がきれいに整う訳ではありません。鼻翼の見え方には、鼻柱の長さや角度、鼻翼基部(鼻翼の付け根)の高さ、鼻孔縁(小鼻の下縁)のカーブの形状、鼻翼そのものの厚みなど様々な要素が複雑に関与しています。

個人的には美容の手術の中でも難しい治療の一つを思っています。特に一度鼻翼縮小を受けている方は、物足りないからといってさらにもっと小さくする事を安易に考えるのではなく、小さくしたらどんな形になるのかシミュレーションなどで確認することをお勧めします。

鼻翼だけでなく、どんな治療でも一度手術を受けて何か物足りないと感じている方は、単純にさらに前に進むのではなく、何が足りない原因なのかを慎重に考えることをお勧めします。戻せない治療をやりすぎてしまい、思ってもみなかった結果になって途方に暮れている方も、修正の方法には様々なアプローチがあるのであきらめず一度はご相談ください。

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