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シミの話1 日光性色素斑とは – 美容整形・美容外科のヴェリテクリニック【公式】 東京・名古屋・大阪

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シミの話1 日光性色素斑とは

シミの話1 日光性色素斑とは

今回はシミの代表格で、老化とともに増えてくる「日光性色素斑(老人性色素斑)」についてお話したいと思います。

うちは、手術がメインのクリニックと思われている方も多いかと思いますが、私は東大医局に長いことお世話になっておりました。

東大講師の高名な吉村先生(トレチノイン治療の大家、レーザー等と組み合わせ、色素性疾患(シミ・アザ)については、ほぼ病理と治療を確立した先生といっていいと思います。)の、直弟子なんです。なので、ここから数回はシミのお話を(^^)

日光性色素斑とは、名前が示すとおり、「日光」つまり日焼けにより沈着した色素がとどまってできるシミの事をいいます。

皮膚は、一番上に表皮、その奥の真皮、さらにその下の皮下組織(いわゆる脂肪等)から構成されています。その表皮の一番奥の基底層といわれる細胞の列の中には、メラニンという黒い色素を生み出す能力のあるメラノサイト(メラニンを作る細胞、英語でサイトとは、細胞の意味)がある確率で並んでいます。このメラノサイトは、日常生活を人類が営む上で、皮膚の奥の組織を保護するため、恒常的にメラニンを産生し、紫外線を浴びる量に応じて、適度なメラニン色素を生み出すようにプログラムされています。

通常より強い紫外線を浴びた際には、メラノサイトが活性化されてメラニンは普段より多く産生されるようになります。皆さんもご存知のようにこれを「日焼け」と呼ぶわけですね。

表皮は、お顔では、通常28日という周期でターンオーバーを繰り返しており、通常は、一時的にメラニンが過剰に産生されても、代謝とともに垢とともに出て行ってしまうために、ゆっくりと表皮内のメラニン数が減少して元に戻り、日焼けはしばらくすると治るわけです。

二十歳未満なら、この機能が問題なく働き、日焼けは完全といっていいくらい自然に元に戻ります。しかし、年をとることにより、このターンオーバー機能が衰えてきてしまうと、表皮からのメラニンの排泄がうまくいかずに皮膚表面に角質とともにメラニンがたまってしまう現象が起こります。これを「日光性色素斑」と専門用語では呼んでいるのです。

頬の高いところを中心に、丸く、ぽんとあるしみ。これが典型的な「日光性色素斑」で、よくみると、若干ですが、角質が少々厚くなっているのがわかるかと思います。

一番多いタイプのシミですが、これはほぼ(特にお顔は)治療可能なシミです。