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眼瞼下垂手術の修正 – 美容整形・美容外科のヴェリテクリニック【公式】 東京・名古屋・大阪

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眼瞼下垂手術の修正

1.強くなりすぎた目の開きを弱める修正手術+二重幅の調整

平行型のぱっちりした二重を希望して相談に行ったら、眼瞼下垂の手術をすると目が大きくなると勧められ、眼瞼下垂の手術を受けたそうです。

目頭で二重のラインが蒙古ヒダに重ならないで外に出る平行型にはなっています。
しかし、目力が強くなり過ぎ、にらんでいるような目になってしまいました。
目の開きが強すぎるのに二重が狭いため、黒目の上の二重が隠れてしまいます。
アイメークをしても、アイラインやつけまつげがまぶたに隠れてしまいます。
目を閉じたところを見てみますと

他院で眼瞼下垂を受けた術後、閉眼した状態

青い矢印は切開して作った二重のラインです。まつげから5ミリの位置で切ってありました。
赤い矢印が示したように傷跡は幅広く、がたがたしていました。

修正手術のデザイン

修正術ではもっと幅の広い平行型の二重を作るためにまつげから9ミリの高さで皮膚を切開しました。
短縮されていた眼瞼挙筋とまぶたの癒着をゆるめて、まぶたを開く力を弱くしました。

修正手術後6か月の目を閉じた状態

修正術で新たな切開を加えましたので、古いものと併せて2本の傷跡があるはずです。
修正術後のまぶたを見てみますと、新しいほうの傷跡は確認できます。しかし、まぶたの低いところにあった古い傷跡はほとんどわかりません。

修正手術後の目を開いた状態

強すぎた目の開きは適度に弱くなり、幅広の平行二重になって優しい目元になりました。
これでめでたしめでたしと言いたいところですが、患者さんとしては、右の内側の二重が広すぎるのが気になるということでした。
右の内側の二重を狭くするための修正手術を行いました。

2回目の修正手術のデザイン

前回の切開線(赤矢印)より2ミリ下で皮膚を切開し、前回の切開線とまぶたの筋肉との癒着をゆるめて広い二重を消しました。
そして、2ミリ下の切開線で新しい二重ができるように傷口を筋肉に癒着させました。

2回目の修正術直後の状態

赤矢印は前回の切開による傷跡、白矢印は新しい切開線

2回目の修正術6か月の状態

2回の修正術によって右目には3本の傷跡があるはずです。
しかし、最後に作った二重の傷跡しか見えません。二重ラインではなくなる傷跡はほとんど見えなくなります。
瞼の傷跡はきれいに治るため、二重ライン以外の傷跡はほとんど見えなくなります。
1回目の修正術後に気になっていた右の内側の二重が狭くなって、左と同じになりました。

今度はほんとにめでたし、めでたし!となりました。

2.右目の二重幅の狭くする修正手術+右目の開きを弱くする修正手術

眼瞼下垂の手術を受けた後、左目に比べて右目の二重の外側の幅が広く、食い込みが深いのが気になるといって来院されました。

他院で眼瞼下垂を受けた術後の状態

目の開きはほとんど同じに見えます。

修正手術のデザイン

前回の手術で作成されてた二重ラインより外側は3ミリ低い位置で皮膚を切開しました。
これまでの重瞼線と挙筋腱膜との癒着をはがして二重の食い込みをなくしました。
その際に前回の眼瞼下垂の手術で腱膜を瞼板に縫いつけてあった糸が外れているのが確認されたので、術中に左右の目の開きを確認しながら、腱膜を瞼板に縫いつけました。

修正手術後3週間の状態

修正術から3週間後ですが、外側が広すぎた右の二重は左にそろっています。新しい重瞼線はまだ癒着が強く食い込みも強くなっています。
古い重瞼線の傷跡がうっすらと確認できます。目の開きに左右差はありません。
通常、術後の1か月と4カ月に検診のため、来院していただいていますが、この患者さんはご都合が悪くしばらく来院されませんでした。
修正術から1年半後に来院されました。

修正手術後1年半の状態

右目の二重の食い込みは自然になっています。古い傷跡は目立ちません。

しかし、1年半経過する間に目の開きに左右差が出てきました。
右目の開きが左目より大きくなっています。

目を最大限に開いた時、黒目の上にできる白目(三白眼)が右は大きく、左は小さいのがわかります。
1年半の間に左の眼瞼下垂の腱膜を固定していた糸がゆるんで左目の開きが弱くなってきたのか?それとも、修正術の際に腱膜の固定が強すぎたのか?その原因は定かではありません。
左目の開きを強くする修正術のほうが確実な効果が出せると説明しましたが、右目がギョロッとしているのが嫌ということで、右目の開きを弱くする修正術を予定しました。
右目の二重の中央を小さく切開して腱膜を固定してある糸を抜糸して、癒着をゆるめました。

右目の開きを弱くする修正手術後1週間の状態

1週間後に抜糸をすると傷跡はほとんど目立ちません。

右目の開きを弱くする修正手術後1週間の状態

1週間後まぶたの腫れはほとんどありません。
目の開きの左右差はなくなり、目を大きく開いても三白眼は目立ちません。

右目の開きを弱くする修正手術後1年半の状態

2回目の修正術から1年半が経過しましたが、目の開きに左右差はありません。
眼瞼下垂の手術は一部健康保険が適応になりましたので、受ける方が増えています。
そのため、ここにお見せした患者さんのように眼瞼下垂の術後の二重に満足できないから修正を希望して相談に来られる患者さんが増えています。
眼瞼下垂の手術で強くなり過ぎた目の開きを弱くしてほしいという相談も多くなっています。
瞼の手術は1回でうまくいくとは限りません。今回の患者さんのように2回、3回の修正手術が必要なこともあります。