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癒し系の目元 – 美容整形・美容外科のヴェリテクリニック【公式】 東京・名古屋・大阪

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癒し系の目元

以前とあるテレビ番組に出演した際に、森三中の大島さんやハリセンボンのはるかさんを加藤ローサさんに似せる美容整形のシミュレーションをさせて頂きました。

[外側にボトムがある丸いカーブを描いた目尻]
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加藤ローサさんの下まぶたのラインは外側にボトムがある丸いカーブを描いていました。そのため、目尻側の白目がくりっとして非常に愛らしかったのが印象的でした。

[目尻に向かってつり上がっています]
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対する大島さんやはるかさんの下まぶたは目尻に向かってつり上がって、目全体が細くて地味な印象でした。

[外側が丸く広がっています]
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加藤ローサさんタイプの例のように外側が丸く広がっていると目がくりっとしてみえます。

今回は“癒し系の目”になるための方法について、お話ししたいと思います。

癒し系の目元 目次

グラマラスライン

目を下方に広げる、すなわち、下まぶたの眼瞼縁(睫毛が生えているまぶたのきわ)を下方に下げる手術がグラマラスラインの手術です。この手術を下眼瞼下制術という難しい名前で呼んでいるクリニックもあります。

下まぶたの形

下まぶたの眼瞼縁の形は人によって様々です。下まぶたと黒目の位置関係を見てみますと、下まぶたがあまり下がっていなくて、黒目の下半分を隠している目(写真 A)もあれば、下まぶたがしっかりと下がって黒目がしっかりと見えている目(写真 B)もあります。

中には下まぶたが黒目よりも低く、黒目の下の白目が見えている、いわゆる下三白眼の方(写真 C)もいらっしゃいます。

[黒目が隠れている目(写真 A)] [黒目が見えている目(写真 B)] [下三白眼の方(写真 C)]
黒目が隠れている目 黒目が見えている目 下三白眼の方

また、下まぶたの眼瞼縁のカーブも人によって異なります。このカーブの一番下に下がっている点(ボトム)が黒目の中央(写真 D)、黒目の外側(写真 E)、あるいはそれよりもっと目尻よりにある(写真 F)といったように様々です。

[ボトムが黒目の中央(写真 D)] [ボトムが黒目の外側(写真 E)] [ボトムが目尻より(写真 F)]
ボトムが黒目の中央 ボトムが黒目の外側 ボトムが目尻より

下まぶたのボトムが外側にあって下がっているほど、垂れ目的で甘えムードのある目元になります。

カーブのボトム選択

グラマラスラインではこの下まぶたのカーブのボトムをどこにもってくるのか、患者様の希望に合わせて下げる点を選択します。

黒目より外側の下まぶたにボトムが来るラインを希望される方が一番多く見られます。この場合は黒目より外側の目尻に近いところが最も強く引き下げられるように下眼瞼の腱膜(capusulopalpebral fascia)を短縮します。

グラマラスライン 下眼瞼下制術

通常、黒目の外側縁から目尻の間に2から3点糸を止めます。

しかし、黒目の外側縁や黒目の中央にボトムがくるのを希望される方もいらっしゃいます。それには、先ほどの糸に加えて、もっと内側(目頭側)にも糸をとめて、黒目の中央や黒目の外側縁が最も下がったカーブを作ります。

グラマラスラインの手術

グラマラスラインの手術では下まぶたの裏側の結膜を切開します。(イラスト A)

そして、結膜の下にある下眼瞼の腱膜(Capusuropalpebral fascia)(イラスト B)を探し出して、それを短縮するように瞼板と呼ばれる硬い組織を腱膜の奥の方に縫いつけます。(イラスト C)余った腱膜と結膜を切り捨てて、切開した結膜を縫合します。皮膚には傷を加えません。

[裏側の結膜を切開(イラスト A)]   [切開(イラスト B)] [腱膜の奥の方に縫合(イラスト C)]
グラマラスライン 下眼瞼下制術 グラマラスライン 下眼瞼下制術 グラマラスライン 下眼瞼下制術

術後は、下まぶたに近い白目の表面に腫れや充血が見られますが、1週間もすれば緩和します。外から見える部分に傷や糸がつきませんので、手術を受けたことが人に分かりません。

症例

グラマラスラインの術後の状態です。上まぶたの重瞼修正と目力アップ(眼瞼下垂修正)を2週間前に行っています。

[症例 1] [症例 2]
グラマラスライン 下眼瞼下制術 グラマラスライン 下眼瞼下制術
[症例 3] [症例 4 涙袋形成あり 重瞼修正なし]
グラマラスライン 下眼瞼下制術 グラマラスライン 下眼瞼下制術

逆さまつげ

グラマラスラインの手術では、下まぶたを下げるためにまぶたの裏側の結膜とその中にあるcapusuropalpebral fascia(腱膜)を短縮します。

結果としてまぶたの表側にある皮膚が余りますが、しわになったり目の下のクマと呼ばれるようなたるみができることはありません。

[逆さ睫毛 術前(写真A)]
逆さまつげ

しかし、睫毛のきわの皮膚が余ることによって外に向いていた睫毛が眼球に向かって押し上げられて、いわゆる逆さ睫毛(睫毛内反)を引き起こすことがあります。(写真A)

これまでの経験では、限界まで下まぶたを引き下げた例や元もと手術前から逆さ睫毛の傾向があった例に逆さ睫毛が起きています。全体から見ると約10%の発生率です。

グラマラスラインの術後に起きた逆さ睫毛は、睫毛の直ぐ下の余った皮膚を切除することで修正可能です。

グラマラスラインの術後のむくみや傷痕が落ち着くまで約1ヵ月ほど経過を見て、それでも逆さ睫毛が治らない例では余剰皮膚の切除を行っています。この場合、まぶたの表側に傷を縫合する糸がつきますので、5から7日後に抜糸が必要です。

涙袋形成

[術後 涙袋が大きくなります(写真A)]
グラマラスライン 涙袋形成

グラマラスラインの術後は、睫毛のきわに皮膚の余りができることによって涙袋が大きくなります。(写真A)

[グラマラスライン形成+涙袋形成(ヒアルロン酸注入)(写真B)]
グラマラスライン 涙袋形成

もっと、涙袋を強調したいと希望される方にはヒアルロン酸注入(写真 B、C)を行っています。注入は通常グラマラスラインの術後1から2週間待ってから行っています。

グラマラスラインで外側にボトムのある垂れ目風のラインを作った上で、さらに涙袋を形成すると一層垂れ目的で甘えムードの目元になります。

[グラマラスライン形成+涙袋形成(ヒアルロン酸注入)(写真C)]
グラマラスライン 涙袋形成

涙袋を考慮して、ヴェリテクリニックのグラマラスラインの手術では皮膚の切除をできるだけ行いません。皮膚の余裕を切り取ってしまうと、ヒアルロン酸注入で涙袋を作ろうとしても十分な膨らみができません。

また、グラマラスラインの手術では同時に目の下のたるみ(目の下のクマや目袋)の原因となっている眼窩脂肪を取り除くことが簡単にできます。

目尻切開

目尻切開という手術は簡単に言うと瞼の目尻(外側)の端を切って広げて、目を外側に向かって伸ばす手術です。(イラストA、B)

[切開部分(イラスト A)] [広げて外側に伸ばす(イラスト B)]
目尻切開 切開部分 目尻切開 広げて外側に伸ばす

瞼で隠されていた目尻側の白目が見えてくるわけです。隠れている白目の量が大きい方はそれだけ目が外に向かって長くなります。

正面を見ながら目尻の皮膚を外側に引っ張ってみると、白目が何㎜隠れているのかわかります。引っ張りすぎるとピンク色の結膜が見えてきますが、目尻切開ではこのピンクの結膜が露出する手前まで目尻を広げます。

多い人では5㎜ほど隠れている方もいらっしゃいます。2㎜ほど白目が隠れている方がほとんどです。中には1㎜程度しか隠れていない方もいらっしゃいます。隠れている白目が少ない方に目尻切開をしてもほとんど効果がありません。

[目尻のピンクの結膜が露出(写真A)]
グラマラスライン 涙袋形成

また、沢山切開すればそれだけ目が横に長くなるというものでもありません。切開しすぎると目尻のピンクの結膜が露出して、不自然な目になります。(写真 A)

目尻の方向

目尻が外側に伸びてくると、外側の瞼は上下方向にも多少広がることになります。(イラスト A,B)

[術前(イラスト A)] [外側の瞼は上下方向にも多少広がる(イラスト B)]
目尻の方向 術前 目尻の方向 外側の瞼は上下方向にも多少広がる

特に下まぶたを目尻の骨(眼窩外側)に固定している靱帯(外眼角靱帯)を切り離す操作を加えることによって、下まぶたの横方向の緊張が緩んで下まぶたが下方に向かって下がります。

[症例1 術後] [症例2 術後]
症例1 術後 症例2 術後

目尻切開に合わせて目尻の靱帯(外眼角靱帯)を切開する手術とその結果については大阪の「こまちクリニックの土井先生」が日本美容外科学会会報に発表されています。

しかし、目尻切開だけでは下まぶたの作るラインを丸く広げたり、ボトムの位置を外側にしたりすることはできません。

下まぶたを下に下げるにはグラマラスラインの手術がおすすめです。目尻切開とグラマラスライン手術を併せて行えば、目を下と外に向かって広げることがます。

目尻(外眼角)靱帯移動術

グラマラスラインや目尻切開の他にも、きつい印象の目を癒し系の目にするのに適した方法がありますので紹介します。

あまり知られていない手術ですが、「外眼角靱帯移動術」というのは目尻の位置自体を移動させる手術です。

西洋人では目尻をつり目にするためや、ゆるんだ下まぶたを引き上げるために行われることがあります。

[靱帯<外眼角靱帯>を切り離す(イラスト A)]
目尻(外眼角)靱帯移動術

元もとつり目が多いいわれわれ東洋人では、反対に目尻の位置を下げて本当の意味での垂れ目にするのが外眼角靱帯移動術です。

手術は目尻の外側の皮膚をしわに合わせて1㎝切開し、目尻でまぶたを骨に固定している靱帯(外眼角靱帯)を切り離して(イラスト A)新たな位置で骨に留め直します。(イラスト B)

[新たな位置で骨に留め直す(イラスト B)]
目尻(外眼角)靱帯移動術

図に示したように目が大きくなる効果は期待できません。ここが目尻切開やグラマラスラインと異なる点です。

上まぶたラインで決まる つり目風、垂れ目風

下まぶたと同じく重要なのが上まぶたラインです。上まぶたのラインと呼ばれるものには、重瞼線と上まぶたの眼瞼縁(睫毛が生えているまぶたのきわ)があります。

そのどちらも、目元がきついつり目風か甘い垂れ目風かを決定するのに大きな影響力をもっています。

眼瞼下垂や目力アップの手術で、眼瞼縁を内側にピークのあるカーブにすると垂れ目的になります。(イラスト C,D)

[術前(イラストC)] [内側にピークのあるカーブ(イラストD)]
術前 内側にピークのあるカーブ

反対に、黒目の外側にピークがあるとつり目に見えます。また、二重も黒目の内側から目頭に近い部分の幅を広げると、垂れ目的な甘いムードを作ることができます。(イラスト E、F)

[術前(イラストE)] [目頭に近い部分の幅を広げる(イラストF)]
術前 内側にピークのあるカーブ

よく言われる末広型の二重というのは、目頭側が狭く目尻側が広い二重です。この末広型というのは平行型に比べるときつい印象があります。

癒し系の目を希望される方に目頭切開はお薦めできません。目頭切開は目と目の間の距離間を縮めるとともに、丸みのある目が白(目頭)を尖らせる変化があるためきつい印象を作ります。

しかし、蒙古襞が非常に目立っていて外側にはねているような方には、控えめな目頭切開を行うことで目元をすっきりさせることができますので、目頭切開が絶対いけないとは言えません。

大切なことは、修正の時ほどほどに蒙古襞を残すような控えめな目頭切開をすることです。