Notice: Function _load_textdomain_just_in_time was called incorrectly. Translation loading for the wp-pagenavi domain was triggered too early. This is usually an indicator for some code in the plugin or theme running too early. Translations should be loaded at the init action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/wordpress/sites/verite/wp/wp-includes/functions.php on line 6114

Deprecated: Required parameter $field follows optional parameter $i in /home/wordpress/sites/verite/wp/wp-content/plugins/__acf-repeater/includes/5-7/acf-repeater-field.php on line 739

Deprecated: Required parameter $post_id follows optional parameter $i in /home/wordpress/sites/verite/wp/wp-content/plugins/__acf-repeater/includes/5-7/acf-repeater-field.php on line 739

Deprecated: Required parameter $field follows optional parameter $i in /home/wordpress/sites/verite/wp/wp-content/plugins/__acf-repeater/includes/5-7/acf-repeater-field.php on line 805

Deprecated: Required parameter $post_id follows optional parameter $i in /home/wordpress/sites/verite/wp/wp-content/plugins/__acf-repeater/includes/5-7/acf-repeater-field.php on line 805
眼瞼下垂~第1章 : 眼瞼下垂とは – 美容整形・美容外科のヴェリテクリニック【公式】 東京・名古屋・大阪

このWebサイトを正常にご覧いただくには、お使いのブラウザのJavaScriptを有効にする必要があります。

MENU

眼瞼下垂~第1章 : 眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂というのはまぶたが黒目の上まで持ち上がらない状態のことです。まぶたが目に被さると、前が見えにくくなります。

眼瞼下垂~第1章 : 眼瞼下垂とは 目次

眼瞼下垂の治療はブーム

眼瞼下垂の治療がブーム

形成外科のドクターの間ではこの眼瞼下垂の治療がブームになっています。このブームの火付け役となったのは信州大学形成外科の松尾教授です。1990年代の終わり頃、眼瞼下垂になると肩凝りや頭痛に苦しめられるようになり、上まぶたの手術をして眼瞼下垂を治すと肩凝りや頭痛も治るということを松尾先生が発見されました。

私はこの話を今から12年前に松尾先生からうかがいました。しかし、まぶたを手術すると肩こりが治るなんて話はこれまでの形成外科や眼科の常識を越えていましたので、半信半疑でした。

そこで、信州大学に足を運んで松尾先生に手術を教えていただきました。

そして、眼瞼下垂と認められる患者さんに手術を行ってみたところ、確かに多くの方が肩凝りや頭痛がよくなったのを認識されました。中には、うつ病が治った方もいらっしゃいました。

なぜ、眼瞼下垂になると肩凝りや頭痛が起こるのでしょう

眼瞼挙筋が力を入れすぎる

眼瞼挙筋が力を入れすぎる

眼瞼下垂になると、持ち上がらなくなったまぶたが目に被さり、前が見えにくくなります。

そこで、なんとかしてまぶたを持ち上げようとして、まぶたを持ち上げる働きをする眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉に一生懸命力を入れます。

この筋肉にいつもいつもめいっぱいの力を入れているわけですから、筋肉痛や筋肉の疲れが出て、それが目の奥の痛みや目の疲れとして感じられます。

ミュラー筋と交感神経

まぶたを持ち上げる役割をする眼瞼挙筋にはミュラー筋と呼ばれる補助の筋肉がくっついています。眼瞼下垂になると、この助っ人が働いて、まぶたを持ち上げるのを助けます。

ミュラー筋と交感神経

この時、神経からミュラー筋に力を出すように命令が行きます。この指令塔の役割をするのが交感神経です。

ミュラー筋に命令を出すため、交感神経は興奮しなければなりません。交感神経が興奮するとどうなるのでしょう。

ミュラー筋と交感神経

野球選手が守備をしているとき、いつボールが飛んできてもいいように全身の筋肉を緊張させて、とっさに動けるようにかまえます。これは交感神経が興奮しているからできるものです。

一方で、交感神経は、緊張すると心臓がどきどきしたり、いらいらしたり、怒りっぽくなったりするというマイナスの側面も持っているのです。

交感神経の緊張が首や肩のこりを招く

眼瞼下垂の患者さんではいつもミュラー筋が働くように指令を送らなければならないので、交感神経が興奮した状態になっています。

眼瞼下垂になると交感神経からの指令によって、首筋から肩の筋肉も緊張させてしまいますので、首や肩のこりが激しくなります。

交感神経に由来する不快な症状

交感神経に由来する不快な症状

ミュラー筋に交感神経が指令を出しすぎると、首や肩凝りだけでなく、動悸やイライラ、不眠といった自律神経失調の症状を招くことがあります。

交感神経の興奮が続きますと、全身の疲労・倦怠感を感じるようになります。さらに疲れが進行すると、燃え尽きてうつ状態になります。

首や肩にとって悪い姿勢

首や肩にとって悪い姿勢
首や肩にとって悪い姿勢

首や肩のこりは交感神経だけでなく姿勢からも起こってきます。

まぶたが持ち上がらないと私たちは顎を上げて下目使いで前を見ようとします。つまり、首を後ろに反らした状態です。

そうすると首の筋肉や骨(頸椎)に負担がかかり、首や肩のこりを招きます。映画館で最前列に座って映画を見ると首がこるのと同じことです。

おでこの筋肉

おでこの筋肉
おでこの筋肉

これまで説明してきた眼瞼挙筋とミュラー筋の他にもう一つまぶたを持ち上げる働きをする筋肉があります。

それは、おでこにある前頭筋と呼ばれる筋肉です。この前頭筋はおでこの皮膚を上に向かって引き寄せ、まゆ毛を持ち上げます。

そのため、おでこに横皺ができます。オジサンのおでこに3本ジワがあるのはこのためです。おでこの筋肉がまゆ毛を持ち上げると、上まぶたの皮膚も上に引き上げられます。

眼瞼下垂の患者さんは前頭筋に力を込めてまぶたを一生懸命引っ張り上げようとします。そのため、眼と眉毛の間が離れ、おでこには横皺が目立ちます。

また、前頭筋の筋肉痛が頭痛となって現れてきます。このタイプの頭痛は筋緊張性頭痛と呼ばれています。

眼瞼下垂に伴う不快な症状

以上、説明しましたように、まぶたが持ち上がらなくて前が見にくくなると、なんとか視野がよくなるように色々な筋肉や神経が働きます。

そうすると、全く思いもよらない頭痛・肩凝り・疲労感・うつといった症状が起こります。

まぶたを持ち上げると不快な症状が緩和

まぶたを持ち上げると不快な症状が緩和

黒目にかぶさったまぶたを持ち上げることによってこれらの不快な症状は緩和します。

それは手術でなくても構いません。

まぶたから額にセロテープを貼ってまぶたを持ち上げても、まぶたを洗濯挟みのようなクリップで挟んで持ち上げても、同様な結果となります。

眼瞼下垂の手術によって頭痛や肩凝りが緩和

眼瞼下垂の手術によって頭痛や肩凝りが緩和

テープやクリップでまぶたを持ち上げてみて、上で述べたような症状、例えば頭痛や肩凝りが緩和する人は、まぶたの手術を受けることでその症状がよくなります。

以前私が行った調査でも、手術前にクリップでまぶたを挟んで肩凝りや頭痛がよくなることを認識できた患者さんは全員、まぶたの手術後にそれら症状の緩和を体験しました。

術前のクリップテストで症状の緩和を認識できなかった患者さんでも手術のあとで頭痛やうつがよくなったという人がいました。


第2章は「眼瞼下垂の3つのタイプ」です。

眼瞼下垂はその原因によって3つのタイプに分類できます。