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鼻翼縮小術パート2 – 美容整形・美容外科のヴェリテクリニック【公式】 東京・名古屋・大阪

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鼻翼縮小術パート2

鼻翼縮小術はデザインが命

鼻翼縮小術とは鼻の穴と鼻翼の一部を切り取って小鼻を小さくする手術です。
どの部分から何ミリ切り取るのかを決めるのが重要です。

手術の善し悪しの80%はこのデザインで決まります。残りの20%は正確に切り取るメスさばきと傷口をぴったり合わせる縫合の技術にかかっています。

1.切除範囲のデザイン

1-1 理想的な鼻の穴の形を想定

外側切除、内側切除、外側と内側の両方切除があると言われていますが、そこから一つを選んでもデザインは完了しません。

まず理想的な鼻の穴の形を想定します。この理想形と患者さんの鼻の穴を比べてみて、患者さんの鼻の穴のどこに余分な組織があるのかをみつけます。

① 鼻の穴のコーナーと鼻翼外側の皮膚


② 鼻の穴の床

③ 鼻翼の内側(鼻の穴のコーナー)

④ 鼻の穴の床と鼻翼外側の皮膚

⑤ 鼻翼外側の皮膚のみ

2.鼻翼縮小術の効果

2-1 小鼻の横幅を狭くする場合

鼻翼のカーブが付け根より外に張り出しているタイプでは、小鼻の丸みを取ることによって張り出しがなくなりますので、小鼻の横幅を小さくできます。


鼻翼のカーブが付け根より外に張り出していないタイプでは、小鼻の横幅を狭くするために、小鼻の付け根を内側に引っ張らなければなりません。

そのためには、先ず鼻の穴の床で皮膚を切り取らなければなりません。

そのまま鼻の床の皮膚を縫い合わせると、笑う力が強く働くため、小鼻を内側に引き寄せる力よりも、鼻の穴と穴の間の皮膚を外側に引っ張る力のほうが強くなります。

つまり、鼻の穴の間の皮膚が引き延ばされてしまい、小鼻の幅は狭くなりません。

対応策

これをクリアするために、鼻の床の組織を完全に切り取ることはしないで、まず表皮だけを取り除きます。

残った真皮で状の組織(真皮弁)を作成し、これを真ん中で交差させて縫い合わせ、小鼻の付け根を内側に向かって引き寄せます。

これはリッツ美容外科東京院の広比院長が2004年に発表された手術法です。

糸を使って両側の小鼻を引き寄せる方法もありますが、自家組織である真皮弁を用いた方が持続します。

2-2 鼻の穴が小さくなる

鼻の穴のコーナーで切除を行った場合

鼻の穴のコーナーで切除を行った場合、正面から見たときの鼻孔縁の外側半分の長さが短くなり、傾きが強くなって下へ下がってきます。

そのため、正面から見える鼻の穴の外側半分が小さくなります。

鼻の穴の床で切除を行った場合には、鼻翼は真横に引き寄せられて、鼻の穴の横幅が小さくなります。

2-3 鼻翼が下がる

これは鼻の穴のコーナーで切除を行った場合に起こります

鼻翼の下縁の高さは実際には変わらないのですが、正面から見える鼻の穴のカーブの傾きが強くなるため、鼻翼が下がったように見えます。

鼻の穴の床で切除を行った場合

鼻の穴の床で切除を行った場合には、鼻翼は真横に引き寄せられ、下がりません。

2-4 鼻翼の面積が小さくなる

これは鼻翼の外側の皮膚を切除した時に起こります

小鼻の外側を切除すると表から見えるところに傷痕ができますが、この傷は鼻翼と頬の境目となる溝に沿ってできるため、ほとんど目立ちません。

鼻の穴が大きいのは問題ですが、外側から見た小鼻の面積が大きいのも鼻をごつい印象にします。

鼻翼の外側の皮膚を切除すると、小鼻の丸みが取れ、面積も小さくなるためすっきりします。

鼻翼の外側の皮膚を頬との境で切除する手術は、鼻翼の横の長さを小さくします。この他に、鼻翼の縦幅を小さくするために、鼻孔縁で皮膚を切除する方法や、鼻翼の上縁で皮膚を切除する方法もあります。


3.鼻翼縮小の術後の問題と対応策

3-1 切除が不十分

鼻翼縮小の効果が物足りないときには、もう一度鼻翼縮小術を行うことで小鼻や鼻の穴を小さくできます。

たくさん組織を切り取れば、いくらでも小鼻を小さくすることはできます。

しかし、小鼻や鼻の穴の形が不自然になってしまいます。

例えば、鼻の穴がコンセントの差し込み口のように細くなる、指が入らないほど鼻の穴が小さい、あるいは、小鼻に全く丸みがないといった変形をきたします。

そうなりますと、すでに組織が切り取れられてなくなってしまっているのですから、元に戻すことはできません。

小さくするのはよいのですが、不自然な形にならないように切り取る範囲を決めることが大切です。

3-2 切除し過ぎ・切除部位(デザイン)の間違い

この2つの過ちの結果、小鼻と鼻の穴は変な形になってしまいます。具体例を挙げますと、
≫ 鼻の穴が角張る
≫ 鼻の穴が狭すぎる
≫ 鼻の穴に丸みがない

3-3 小鼻の変形修正

ヴェリテクリニックでは鼻翼縮小術によってできた変形を修正する治療も行っています。

角張ってしまった鼻の穴や細すぎる鼻の穴に丸みを作るために耳から皮膚と軟骨を移植します。

また、小鼻に丸みを作るために軟骨を使ってカーブを作る手術も行っています。

3-4 鼻尖が大きく見える

小鼻は鼻尖の両側に一つずつあり、小鼻と鼻尖は併せて3つの団子が並んだ状態になっています。

小鼻を小さくすると真ん中の団子(鼻尖)が大きく見えるようになります。団子鼻の患者さんが鼻翼縮小術を受けると、ますます団子鼻が目立ってきます。

鼻翼縮小は小鼻を小さくすることができます。これに対し、鼻尖縮小の効果は確実とはいえません。

そのため、団子鼻を気にされている患者さんには、鼻翼縮小の前に鼻尖縮小術を受けることをおすすめします。

鼻尖縮小術によって鼻尖が十分スマートになった後で、鼻翼縮小術を受けられるのが一番よいと思います。

3-5 鼻翼が下がり、鼻柱と鼻翼のバランスが悪くなる

ここで問題になるのは鼻翼と鼻柱のバランスです。

正面から見たときに鼻柱のほうが鼻翼より下に伸びていて、鼻翼と鼻柱の下縁をつないだ線がV字型になっているのが好いバランスです。

この線が一直線になると、鼻が寸詰まりのような印象になります。

この線が上に向かって山(A字型)になると非常にバランスが悪く、アグラをかいた小鼻や短鼻が目立ちます。

鼻翼に比べて鼻柱のほうが下に伸びている(V字型のバランス)ケースでは鼻翼が下がってきても問題になりません。

とくに、鼻翼の位置が高くて横から見たときに鼻の穴が大きく見えてしまう症例では、鼻翼が下がってくるのは好都合です。


しかし、鼻翼の位置が低くて、鼻柱が上がっている、(A字型のバランス)ケースでは、ますますバランスが悪くなります。

3-6 鼻翼と鼻柱の悪いバランス(A字型)の対応策

鼻翼と鼻柱の悪いバランス(A字型)をクリアするには、鼻柱を下へ下げる手術か、あるいは鼻翼を上に上げる手術をする必要があります。

前者に該当するのが鼻中隔延長術です。

そして、後者は鼻翼挙上術です。

鼻翼挙上術には糸でつり上げる方法と皮膚を切り取って縫い合わせる方法があります。