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「しみ」の治療 – 美容整形・美容外科のヴェリテクリニック【公式】 東京・名古屋・大阪

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「しみ」の治療

しみは診断が一番大切です

一概に「しみ」といっているものの中には、実はさまざまな種類のものがあります。老人性色素斑、ほくろ、肝斑、そばかす(雀卵斑といいます)、扁平母斑、炎症後色素沈着、老人性ゆうぜい(いわゆる薄い茶色から濃い茶色のいぼみたいなものです)、後天性両側性真皮メラノサイトーシス、大田母斑・伊藤母斑等々。。。

もちろん、しみの種類によって治療法も変わってきますが、お顔のシミは、レーザーやトレチノインという軟膏の治療(単独であったり、組み合わせたりします)で、ほとんどものが治療可能です。ただ、肝斑や扁平母斑はトレチノイン治療で薄くコントロールしていくことが主目的になります。

ちなみに、私はそばかすや、老人性色素斑でも、うすくて数の多いもの、しみの厚みの薄いものは、光治療や脱毛用の少しやさしめのレーザーを使ったりすることが多く、これですと多少回数はかかるものの、テープなどを貼る必要がないため、患者さんもレーザー後にすぐに普通の生活に戻れます。後述のようなQスイッチ系のレーザーに比べてレーザー照射後の炎症後色素沈着が出る確率もぐっと下がるのもメリットです。

逆ににきびややけどのあとの色素沈着(我々は炎症後色素沈着PIHと呼んでいます)などはレーザーをするとむしろ悪くしてしまうので、トレチノインの軟膏の治療を行っていきます。

その一方、厚みのある濃いしみや、大田母斑などはQスイッチ系といわれる強いレーザーを使用していかないと、そのしみが飛んでいってくれないことも多く、この場合は数日から一週間程度、レーザー後にテープを貼っていただくようになります。また、Qスイッチ系のレーザーは、日本人の半分から8割程度の方が、このレーザーの刺激により、炎症後色素沈着を起こします(要するにそのシミは治るのですが、刺激で別の黒ずみが一時的にレーザーをうったところに生じる)ので、あまりにこの反応が強く出た方の場合には、トレチノインの治療を重ねていくことがあります。

実はお顔はもともと外気にさらされることが多いためか、新陳代謝が早く、傷の治りも早いので、ほぼどのようなしみでも対応できるのに対して、顔以外の場所のしみの治療は意外と難渋したり、時間がかかることが多いです。レーザーをうっても、そのショックで炎症後色素沈着が起きて、顔以外の場所だとその色素沈着を追い出すのに結構時間をとられてしまうからです。

それでもきちんと治療を行うと、老人性色素斑であれば時間はかかるものの治療は可能なことが多いのです。ただ、お顔以上にレーザー後、日焼けに気をつけていただいたり、きちんと軟膏の治療をしていただくことが必要です。ちょっと根気はいりますが、ぜひ、この紫外線の少ない季節にしみの治療はいかがですか(^^)?

的確なしみの診断と治療を、患者さんのご希望にあわせて行っております。しみは実は診断が治療をしていく上で一番大切で、その色の要素がどの層にあって、しみ(メラニン)を作る細胞(メラノサイトといいます)が、どのような状態にあるのかを把握するのが非常に大切です。