症例番号:上眼瞼リフト-033
担当医: 李 政秀
上眼瞼リフト(眉下切開法)のトラブル一覧
顔の雰囲気の変化
手術前に比べ、(もともと二重の方は)二重が広くなる・まぶたがスッキリする・眉毛と目の距離が近くなることで、お顔の雰囲気が変わります。
対応
上まぶたのタルミをとることで生じる自然な変化です。目と眉毛が近づいた事を修正されたいとご希望の場合は、ブローリフトや前額リフトをご提案させて頂きます。
タルミが残る
眉毛下で取り除ける皮膚のタルミには限界がありますので、思ったよりタルミが残ってしまう場合があります。
手術後の眉毛の下がりや額のゆるみによっても目の上のタルミが残ることがあります。
対応
眉毛下にて再度皮膚の切除が可能ならば、再手術を承ります。
※ただし、眉毛下で切除できる皮膚には限界がありますことを御了承ください。
眉毛の下降や額のタルミが原因で目の上のたるみが増えるため、上記の方法だけでは調整が行えない場合、ブローリフトや前額リフトなどをご考慮下さい。
上まぶたの窪み具合の変化
目を開ける時に額の筋肉を使用している方は、上まぶたに窪みが生じていることがあります。
● 手術後に眉毛が下がる方の場合、手術前と比べると、上まぶたがふっくらしたと感じます。
● 眉毛の位置が変わらない方の場合、手術前と比べると、上まぶたの窪みが大きくなったと感じる事があります。
対応
●手術後に眉毛が下がる方の場合、手術前と比べると、上まぶたがふっくらしたと感じます。
気になる場合は、脂肪の除去(脱脂術)やブローリフト、前額リフトとなります。
●眉毛の位置が変わらない方の場合、手術前と比べると、上まぶたの窪みが大きくなったと感じる事があります。
上まぶたの窪みが気になる場合は、ヒアルロン酸や脂肪を注入する事によって、ふっくらさせることが出来ます。
目頭部分が突っ張る
手術後も額の筋肉を使用して目を開けるクセが抜けない方は、上まぶたの皮膚、特に目頭に突っ張り感を感じます。
対応
目頭部分の突っ張りは、ご自分で眉毛を持ち上げないように意識して過ごされる事で緩和されます。
また、額の筋肉にボトックスを注入することで気にならなくなるので、ご希望に応じて承ります。
目の形の変化
通常、タルミの多い目尻側の皮膚を多く切除します。そうしますと、手術前と比べてつり目の印象になります。
対応
つり目のように見えることが気になる場合は、二重(埋没法・切開法)のラインを整える、または、眉毛下で目頭部分の皮膚を追加切除して調整を行います。ただし、眉毛下で切除できる皮膚には限界がありますことを御了承ください。
二重の幅の左右差
二重を作る手術ではありませんので、もともとの二重が反映されます。
眉毛の下がり具合や額のタルミに左右差があれば、二重の幅に左右差が生じます。
対応
二重の幅の左右差が気になる場合は、埋没法や全切開法にて調整されることをご考慮下さい。
眉毛の位置の左右差
もともと眉毛の位置に左右差がある方では、手術後も眉毛の高さが揃わないことが少なくありません。また、タルミを取ることによって眉毛の下がる程度は、必ずしも左右同じではありませんので、手術後に眉毛の左右差が生じることがあります。
対応
眉毛の位置の左右差が気になる場合は、ブローリフトをご考慮下さい。
※ただし、修正を行っても完全に左右差がなくなるわけではありません事をご了承下さい。
二重の幅が広くならない
二重を広げることを目的として、二重に被さっている たるんだ皮膚を取り除いても、眉毛の下がり具合や額のタルミにより、二重の幅が手術前と変わらない、もしくは狭く見えることがあります。
対応
二重の幅が広くならない場合、術前と同じように、眉毛を持ち上げて頂くことで二重は広く見えます。
手術による調整をご希望の場合は、眉毛下にて再度皮膚の切除が可能ならば、再手術を行います。
※ただし、眉毛下でたくさんの皮膚を取り除いても、二重が広がる幅には限界がありますことを御了承ください。
眉毛の下がり具合や、額のタルミが原因で上記の方法で調整が行えない場合は、二重を作る手術(埋没法や全切開)やブローリフト、前額リフトをご考慮下さい。
まぶたが完全に閉じない
タルミを取り除くため、上まぶたの皮膚に余裕がなくなり、まぶたが完全に閉じなくなる事があります。
対応
目が閉じない期間は、目の乾燥を防ぐためにお渡しする処方薬をご使用下さい。
通常は、1~3 ヶ月で日常生活に支障がない程度に治ります。
二重のラインが薄くなる
上まぶたのたるみを取り除くと、皮膚が引き上がるため、二重のくい込みが浅くなることがあります。
対応
二重のラインが薄くなり修正をご希望の場合は、埋没法や全切開法で二重のラインを固定されることをご考慮下さい。
二重のラインが短くなる
二重の上に被さる皮膚が少なくなりますと、二重の折れ込みが浅くなり、目頭や目尻の二重の長さが短くなることがあります。
対応
二重に被さるタルミが少なくなることで生じる必然的な結果です。
シワが増える
眉毛が下がることが原因で目尻や鼻のつけ根にシワが増えることがあります。
対応
眉毛が下がることが原因で目尻や鼻のつけ根にシワが増えることがあります。気になる場合は、ヒアルロン酸注入やボトックス注入をご考慮下さい。
また、状態により、ブローリフト や 前額リフトやシワの部分の皮膚を直接切り取る手術などをご提案させて頂く場合があります。
キズアトが気になる
切開後のキスアトが広がる、段差が出来る、盛り上がるなどが生じる可能性があります。
対応
◆ステロイド注 射(ケナコルト)
赤く盛り上がったキズを平らにする処置を行います。
効果が出るまで、1ヶ月に1回の治療を繰り返す可能性があります。
またステロイドの副作用として、皮膚や傷が凹む、細かい血管が浮き出るといったことがあります。
◆CO2レーザー照射(術後4 ヶ月以降)
キズアトの段差を削って、なめらかにする効果があります。処置後は3ヶ月程赤みがあります。
◆切開法(術後4 ヶ月以降、傷の赤みが消えたうえで)
再度切開し、キズアトを切り取り、丁寧に縫い直します。
※傷を完全になくす事は不可能であり、目立たなくするという目的であることをご了承下さい。また、個人の体質的な要因が大きいため、キズアト修正には限界がありますことをご理解ください。
毛膿炎
切開した眉毛下の周囲は、眉毛が生え揃うまで(術後1 ヶ月~3 ヶ月程)、毛膿炎が起きることがあります。
対応
毛膿炎が生じた場合は、状態に応じて薬を処方させて頂きます。
糸が出てくる
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が出てくることがあります。
対応
そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに来院して頂き、抜糸を行なわせて頂きます。
感染(化膿する)
赤み・腫れ・痛み・熱感が強くなる、または長く続く時は感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは、新たに切開し膿を出す処置を行います。
血が溜まる
術後に傷のなかで出血しますと、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
対応
出来るだけ早く処置する必要があります。その際は再度傷を開け、溜まった血液を排出します。
傷が開く
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
対応
傷が開いた場合は、再度、縫合いたします。
白目や角膜の損傷
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
眼球の火傷
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
上眼瞼リフト(眉下切開)のよくある質問
使用する麻酔方法は?
患者様のご希望に合わせた麻酔を使用します。
当院では局所麻酔、笑気ガス麻酔、静脈麻酔+ラリンゲルマスク麻酔、全身麻酔がございます。
患者様のご希望をお伺いし、身体へのご負担を考慮した麻酔方法をご案内させて頂いております。
患者様のご希望をお伺いし、身体へのご負担を考慮した麻酔方法をご案内させて頂いております。
上眼瞼リフトは二重の形や幅は変わりますか?
二重の形は変わりませんが、幅は広くなります。
二重の形はもともとの形を維持しますが、たるんだ皮膚がなくなることにより、その分二重の幅は広くなります。
わざとらしいと二重になることはなく、すっきりとした自然な目元に仕上がります。一重まぶたの方は、一重のままたるみを改善します。
わざとらしいと二重になることはなく、すっきりとした自然な目元に仕上がります。一重まぶたの方は、一重のままたるみを改善します。
二重切開線の傷は目立ちますか?
経過と共にほとんどわからなくなります。
個人差ありますが、術後1~3ヶ月程は傷部分に赤みや硬さがありますが、メイクでカバーできる程度です。
切開部分は丁寧に縫合しますので、術後経過と共に傷痕はとても綺麗に仕上がりほとんどわからなくなります。
女性の方ですとメイクをしますのでほとんど気づかれることはありません。
切開部分は丁寧に縫合しますので、術後経過と共に傷痕はとても綺麗に仕上がりほとんどわからなくなります。
女性の方ですとメイクをしますのでほとんど気づかれることはありません。
切開法のダウンタイムはどのくらいですか?
大まかな腫れは3日程度、むくみは1週間から2週間程です。
個人差ありますが、まぶた周囲の大まかな腫れは3~4日で引いてきます。
むくみは1週間から2週間ほど続くこともありますが、時間の経過と共に落ち着きます。
むくみは1週間から2週間ほど続くこともありますが、時間の経過と共に落ち着きます。
埋没法のトラブル一覧
二重幅の左右差
埋没法で糸を埋め込む高さや糸を結ぶ強さが左右で異なりますと、二重の左右差が起こります。できるだけ手術中に確認して調整をさせて頂きます。
しかし、手術終了時に左右差がなくても、腫れや二重のゆるみが左右で異なりますと、その後に左右差ができることがあります。
対応
埋没法術後、片方のまぶたの内出血や腫れが強い時は、その腫れが左右差の原因となりますので、腫れが落ち着くまでお待ちください。左右の腫れに違いがなく、二重幅の左右差が気になる場合は、ただちに修正させて頂きます。
二重が狭い側を広くする場合は、現在入っている糸はそのままにして新たに高いラインで固定を行います。
二重が広い側を狭くする場合は、入っている糸を抜き取ったうえで、新たに低いラインで固定致します。
狭くする場合は、入っている糸が見つからない、あるいは抜糸してもラインのくせが残って二重が狭くならないことがありますことをご了承ください。
希望の二重幅と異なる
埋没法術後1ヶ月程はむくみがあり、二重が広くなっていますので、広いと感じる場合は1ヶ月は経過を見て頂く必要があります。
糸を通す位置がわずかにずれたり、糸の結び方が強すぎたり弱すぎたりしますと、二重の幅が予定通りになりません。
また、予定した通りに二重ができていても、その結果がご本人様のご希望と異なることもございます。
対応
二重が広すぎるので狭くしたいとご希望の場合、腫れやむくみが落ち着くまで1ヶ月は経過を見ることをおすすめ致します。
二重を狭くする場合、埋没した糸を抜き取ってうえで、新たに低いラインで固定致します。
糸を探し出すために腫れが強くなることがあります。糸が見つからない、あるいは抜糸してもラインのくせが残って二重を狭くできないことがありますことをご了承ください。
二重が狭いので広くしたいとご希望の場合は、埋没した糸はそのままにして、新たに高いラインで固定を行います。
まぶたに埋め込まれる糸の数が増えますことをご了承ください。
眉が下がることによる二重幅の変化
埋没法手術後に眉毛が下がりますと、希望のラインで手術を行っても、まぶたの被りが大きくなり、予定より二重の幅が狭くなります。
眉毛がどの程度下がるのかを手術前に判断することはできません。
対応
眉毛が下がったために希望より二重が狭くなったのを修正したいとご希望の場合は、埋没した糸はそのままにして、新たに高いラインで固定を行います。
まぶたに埋め込まれる糸の数が増えますことをご了承ください。
二重のラインを高い位置で固定しても、眉毛が更に下がって、希望通りの広い二重にならないことがありますことをご了承ください。
その場合、二重を広くするためには、ブローリフトや前額リフトをおすすめ致します。
ラインの消失
上まぶたのタルミが強い、脂肪が多い、皮膚が厚ぼったい場合は、ラインが消えやすくなります。
糸がほどけたり、まぶたの組織が切れて糸が埋まりこんだりしますと二重のラインが消失する可能性があります。
対応
二重のラインが消失した場合は、再固定させて頂きます。
ラインの乱れ
手術前の二重のラインが残る、三重になる、目尻や目頭でラインが二又になることがあります。
また、平行型の二重を作る予定で手術をしても、目頭部分の二重のラインが内側に入り込み、末広型になることがあります。
対応
ラインの乱れが生じた際は、再度調整させて頂きます。ただし、埋没法は糸を用いた方法ですので仕上がりに限界があります。
再度ご手術を行ったからといって、必ずしもご希望の幅や形を保証できる訳ではありません。
二重のラインが短くなる
二重の幅を広くすると、二重の上に被さる皮膚が少なくなりますので、二重の折れ込みが浅くなり、目頭や目尻の二重の長さが短くなります。
対応
二重に被さる皮膚が少なくなることで生じる必然的な結果です。
違和感
埋没法は糸でまぶたを留めていることにより、ひっぱられるような違和感を強く感じることがありますが、時間とともになじみ、つっぱり感はおさまります。
対応
強いつっぱり感などの違和感や、元に戻したいとご希望される場合は、埋没糸の抜去をさせて頂きます。
※埋没糸を抜去しても、まぶたに癖がついている場合は、術前の状態に戻るまでに時間がかかる、または、そのまま元に戻らないことがあります。
埋没糸が透けて見える
埋没法は、糸を抜くことを可能にするため、通常青色か黒色の細い糸を使用します。
まぶたの皮膚が薄い方や、糸の結び目が深く埋め込まれなかった場合、埋没糸が透けて見えることがあります。
対応
何年か経過すると糸の色が薄くなって目立たなくなることがあります。
糸が透けて見えるのを修正したいとご希望の場合は、埋没糸の抜去をするか、抜去して再度埋没法を行うか、もしくは切開法を提案させて頂きます。
埋没法を再度行った場合は、再び糸が透けて見える可能性がありますことをご理解ください。
感染(化膿する)
埋没糸周囲に感染を起こすと、赤く腫れることがあります。
対応
感染が起きた際は、埋没糸の抜去が必要となります。再固定は、まぶたの炎症が落ち着いた後に行いますことを御了承ください。
しこり
皮膚の細胞が糸に絡み込むことによって、稀にアテロームという しこりが出来ることがあります。
対応
アテロームというしこりができた場合は、アテローム除去・処置に伴う埋没糸の抜去・再固定をさせて頂きます。
埋没糸の露出
埋没した糸がまぶたの皮膚側や結膜側に出てくることがあります。そのままにしておくと、感染や傷跡の原因となります。
また、裏側に出てきた糸は、眼球を傷つける危険性があります。
対応
埋没糸がまぶたから露出した場合、早急に埋没糸の抜去が必要となりますので、早めにご来院ください。その後ご希望であれば再固定させて頂きます。
血が溜まる
埋没法の手術後に傷の中で出血すると、まぶたに血が溜まって紫色に腫れ上がります。そのままにしておくと感染やしこりを作る危険があります。
対応
血が溜まった場合、そのままにしておきますと感染やしこり形成の原因となりますので出来るだけ早く処置する必要があります。
その際は傷を開け、溜まった血を排出します。
白目や角膜の損傷
大変稀なことですが、可能性は否定できません。
手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
対応
白目や角膜の損傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行わせて頂きます。
埋没法のよくある質問
以前の埋没法の糸が取れてしまいました。埋没法の手術は何回まで受けることが出来ますか?
定まった回数はありませんが、2回程を目安としています。
具体的な定まった回数はありませんが、2回程を目安としています。
回数を重ねるごとにまぶたに負担がかかり、希望通りの二重が作れないこともあります。
ダウンタイムが取れないということであれば、再度埋没法をされるのがよいと思いますが、安定した二重をご希望であれば切開法をおすすめしております。
回数を重ねるごとにまぶたに負担がかかり、希望通りの二重が作れないこともあります。
ダウンタイムが取れないということであれば、再度埋没法をされるのがよいと思いますが、安定した二重をご希望であれば切開法をおすすめしております。
埋没法のダウンタイムはどのくらいですか?
手術後2~3日間は少し泣きはらしたようなむくみが出ます。
個人差がございますが、手術後2~3日間は少し泣きはらしたようなむくみがでます。
麻酔の際に目元周辺の毛細血管に注射針が触れた場合、1~2週間程内出血が出る場合がございますが、メイク等でカバー頂けます。
術後1週間程で落ち着いてる方がほとんどです。
埋没法と脱脂を行った場合、ダウンタイムは若干長くなりますが同日に行うことをおすすめしています。
麻酔の際に目元周辺の毛細血管に注射針が触れた場合、1~2週間程内出血が出る場合がございますが、メイク等でカバー頂けます。
術後1週間程で落ち着いてる方がほとんどです。
埋没法と脱脂を行った場合、ダウンタイムは若干長くなりますが同日に行うことをおすすめしています。
埋没法の術後は傷や手術痕などは残りますか?
埋没法の手術はメスを使用しないため傷や手術痕が出来ることはありません。
埋没法の手術はメスを使用しないため傷が出来ることはありません。
また、糸はまぶたの中にしっかり埋入するため、ご心配されるような手術痕も出来ません。
埋没法手術はプチ整形と呼ばれ、気軽で簡単な手術のイメージがありますが、医師のセンスや腕、手技により仕上がりが大きく異なります。
術後の経過詳細ページをご覧いただいて分かりますように、手術痕は全く気にならないかと思います。
また、糸はまぶたの中にしっかり埋入するため、ご心配されるような手術痕も出来ません。
埋没法手術はプチ整形と呼ばれ、気軽で簡単な手術のイメージがありますが、医師のセンスや腕、手技により仕上がりが大きく異なります。
術後の経過詳細ページをご覧いただいて分かりますように、手術痕は全く気にならないかと思います。
下眼瞼脱脂術(結膜側)のトラブル一覧
膨らみが残る
手術後、目袋の原因となっている脂肪を取り除く量が足りませんと、目袋の膨らみが残ることがございます。
筋肉や皮膚のゆるみが原因で、膨らみが残ることもございます。
対応
目袋のふくらみが気になる場合は、再度まぶたの裏側(結膜)を切開して、残っている脂肪があれば切り取ります。
ふくらみの原因が脂肪ではなく、皮膚や筋肉のタルミの場合は、手術をしても脂肪を取り除くことができませんことをご了承ください。
皮膚や筋肉のゆるみに対しては、皮膚を切開して目尻で筋肉を吊上げる下眼瞼切開術をご提案させて頂きます。再手術をしても、目袋のふくらみが完全には取れないことがありますことをご了承ください。
下まぶたが凹みすぎたと感じる
目袋の原因である脂肪を処理して、膨らみを小さくする手術です。脂肪をたくさん切り取りますと、目袋の部分が凹みます。患者様の好みによっては、仕上がりが凹み過ぎたと感じることがあります。目の下のくまの溝が深い人や涙袋が大きい人では、凹みが目立ちやすくなります。
対応
下まぶたの凹みが気になる場合、ヒアルロン酸で術前の状態近くまで膨らませることが出来ます。
ただし、ヒアルロン酸の効果は永久的なものではございません。定期的(1 年に1 回程度)に繰り返す必要がございます。
膨らみや凹み具合の左右差
脂肪の処理の多少の左右差が原因で、下まぶたの膨らみや凹みに左右差を起こすことがあります。元々、左右差がある人では左右差が残りやすくなります。
対応
下まぶたのふくらみや凹みに左右差がある場合は、上記に準じて調整を行ないます。
効果が物足りない
元々、下まぶたのすぐ下の頬の骨が後ろに引っ込んでいる、頬の肉が痩せている、あるいは加齢で頬の肉が垂れていますと、下まぶたの下の頬にボリュームが足りません。術後に下まぶた~頬にかけて凹みが出来て下眼瞼脱脂の効果が半減してしまいます。
対応
元々のシワやタルミ、頬のボリューム不足により、思った程の効果が得られないことがあります。
下まぶたの下の頬のボリュームがもともと少なく、術後に下まぶた~頬にかけて凹んで影になって見える場合は、ドールチークやミッドフェイスリフトで頬のボリュームアップを図ることをお勧めします。
小ジワ・シワ・タルミが残る、または増加する
目袋が小さくなりますと、下まぶたが持ち上がってタルミが少なくなったように見えます。基本的に脱脂術は、皮膚のシワやタルミを取り除く手術ではありません。目袋が小さくなりますと、ちりめんジワや細かいシワは増えることがあります。
対応
下まぶたのヒダのようなタルミや深いシワに対しては、下眼瞼切開術で余っている皮膚や筋肉を切り取る治療をおすすめ致します。ちりめんジワや笑いジワにはボトックスをおすすめ致します。
目のチクチク感
まぶたの裏側に縫合した傷が眼球の表面に触れてゴロゴロした違和感を感じることがありますが、通常2~3週間で違和感は落ち着きます。目にチクチクした痛みを感じる時は、糸がほどけて糸の先端が眼球にあたっている可能性があります。その場合、眼球を傷つける危険があります。
対応
できるだけ早く来院して頂き処置を受けて頂く事をお願い致します。通常は抜糸を必要としない手術ですが、抜糸をさせて頂きます。
感染(化膿する)
赤み・痛み・腫れ・熱感が増したり、長く続いたりする場合は、感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは、新たに切開し、膿を出す処置を行います。
血が溜まる
術後に傷の中で出血しますと、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
対応
出来るだけ早く処置をする必要があります。その際は再度傷を開け、溜まった血を排出します。
傷が開く
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
対応
傷が開いた場合は、再度、縫合いたします。
白目や角膜の損傷
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
眼球の火傷
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
下眼瞼脱脂術のよくある質問
下眼瞼脱脂のダウンタイムはどのくらいですか?
ダウンタイムは少ない手術です。
個人差ございますが、1週間ほど腫れやむくみが出ることがあります。
内出血が出た場合はお化粧でカバー出来る程度です。基本的にはダウンタイムは少ない手術となります。
内出血が出た場合はお化粧でカバー出来る程度です。基本的にはダウンタイムは少ない手術となります。
下眼瞼脱脂の効果は永久ですか?
脂肪を取り除いた部分には脂肪はつきにくくなり、その後の老化防止に適しています。
術後からまた加齢が始まりますが、脂肪を取り除いた部分には脂肪はつきにくくなります。
繰り返しの手術は必要なく、その後の老化防止にも適しています。
繰り返しの手術は必要なく、その後の老化防止にも適しています。
リスク
雰囲気の変化、突っ張り感、腫れ、内出血などが生じる場合があります。