症例番号:00_aquafiling_01
担当医: 福田 慶三
アクアフィリングのトラブル一覧
A) アレルギーを起こす
アクアフィリングは自然物質の水分で作られていますが、ごく稀にアレルギーを起こすことがあります。
異常な赤み腫れ、熱感等の症状が注入後、または数日後から約2週間の間に出ます。
対応
アレルギーを起こした場合、抗アレルギー剤の内服や点滴(ステロイド)を受けて頂くために通院が必要になります。
また、注入したアクアフィリングを生理食塩水で溶かす処置を致します。
内服薬の処方、点滴の投与、アクアフィリング溶解(無料)
B) 皮膚の壊死
血管内にアクアフィリングが注入される、あるいは注入によって皮膚がパンパンに膨らんで緊張が強くなると皮膚の血流が悪くなります。
血行障害を起こした皮膚は数時間後には紫色や赤色になり、痛みを伴います。
血行が悪いままにしておくと、皮膚が萎縮して凹みや赤みを残すことになります。
また、血流が非常に悪くなると、皮膚が壊死して黒いかさぶたになってしまいます。
当院では血管内への注入を防ぐために、先端が鈍くなったカニューレで注入を使用しております。
対応
異常を感じた時には、早急に来院して頂くようお願い致します。
血流障害が疑われる場合には、アクアフィリングを溶かす処置を行わせて頂きます。
できるだけ早く、皮膚が壊死する前に治療を行うことが大切です。
皮膚が壊死した場合には、周りから皮膚が伸びて傷が閉じるように軟膏を処方させて頂きます。
アクアフィリング溶解、軟膏処方(無料)
C) しびれが生じる
神経に注射の針があたって、しびれが生じることがあります。
対応
自然な回復をお待ち頂かなければなりません。
回復するのに1ヶ月程、長くて3ヶ月程かかることもあります。
D) 注入部が凸凹になる
アクアフィリングが均等に広がっていないと、注入箇所が凸凹になってしまうことがあります。
マッサージをしていただきますと、アクアフィリングが周りになじんで凸凹や膨らみが滑らかになります。
対応
それでも改善しない場合には、生理食塩水で溶かすことが可能です。
ご自分で修正できない場合にはご来院下さい。マッサージをさせて頂きます。
それでも改善しない場合にはアクアフィリングを溶かして凸凹を滑らかにすることが可能です。
※ただし、アクアフィリングの状態を確認するためにCT検査が必要となる場合があります。
E) 膨らみ過ぎたと感じる
注入後1~2週間はムクミのため、バストが膨らみすぎていると感じる事があります。
また、アクアフィリングが一部片寄っていると、その部分が膨らみすぎてしまいます。
対応
まずは2週間程経過をみていただき、その間、バストのマッサージをしてアクアフィリングを周りに馴染ませて下さい。
それでもバストが膨らみすぎたと感じる場合には、アクアフィリングを溶かしてバストを小さくすることが可能です。
F) 物足りないと感じる
アクアフィリングの注入量不足が原因です。
また、十分なボリュームのアクアフィリングを注入しても、バストのタルミが強い、また、バストの組織が硬くて伸びにくい場合には、ご希望通りのバストサイズにならない事があります。
対応
ご希望の場合は、追加注入をさせて頂きます。
G) 左右差
注入部位やアクアフィリングの広がりが左右で異なりますと、左右差を生じます。
元々のバストの形やタルミに左右差がありますと、注入後も左右差を残しやすくなります。
対応
新たに注入をご希望の場合は、左右差の調整の為の追加注入をさせて頂きます。
H) 乳癌検診・マンモグラフィーに対する影響
アクアフィリングの注入が、ガンの原因となった事例がないことは明らかになっています。
対応
ご心配な時は、アクアフィリングを溶かすことが可能です。
I) 感染する(化膿する)
注入部の熱感・痛み・腫れ・赤みが増す、また、その症状が長引く場合には感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合、内服薬の処方、抗生剤の投与のため通院が必要になります。
稀なケースではありますが、感染がひどい場合には、切開をして膿を出す必要があります。
注入後1ヶ月未満の感染 内服薬の処方、抗生剤の投与、処置は無料
非公開: アクアフィリング豊胸のよくある質問
準備中です
リスク
バストの位置や大きさの左右差が生じる場合があります。元々のバストの大きさや形・位置の違いによることもあります。